投資を評価する方法 - 未来価値と現在価値

Remember that stock prices are not about the past. They are a prediction of future cash flows discounted back to the present. 

- Jeff Bezos, 2020 Letter to Shareholders


金融の決定に関する講義の最初の文はこう言います:「今日受け取る$1は、後で受け取る$1よりも好ましい」。


なぜなら、もし今日この$1を受け取れなければ、例えば利息のような可能な収入を失うことになり、購買力(例えばインフレーションによる影響)も失い、さらに不確実性が増す(例えば支払い側の企業が倒産するリスクなど)。


今日の$1と後で受け取る$1の価値の違いを計算する際に、PV(現在価値)とFV(将来価値)の概念が使われます。ここで、PVは「現在価値」、FVは「将来価値」を表します。

FV = PV * (1+ interest rate) years


ここで単利と複利の違いが導入されます:

単利:FVt = PV * (1 + t * r)

複利:FVt = PV * (1 + r)t


複利の計算周期には年単位、日単位、連続複利があり、その中で連続複利の計算式は

FVt = PV * er * t  = PV * 2.718r * t

同じPVが同じ金利と期間の場合、複利の計算周期が短いほどFVは高くなります。


さらに投資収益を理解するためのより多くの概念があります。それらにはNPV、IRR、回収期間、PIの計算が含まれます。

NPV - Net present value 




IRR - Internal rate of return 

👆の式においてNPV = 0となる利率

PI - Profitability index 

ペイバック期間と割引ペイバック期間

それぞれ、元本回収にかかる時間と、将来の収益をPV(現在価値)に割り引いた後の元本回収にかかる時間を表します。


会社を運営するのも投資をするようなものです。現在、社内の異なるプロジェクトでもNPV、IRR、PI、ペイバックを計算しており、これにより回収期間やリターンの大きさなどの要素をすべて考慮に入れています。さらに、資金調達の観点からも資金コストの要素を考えます。バフェット氏が言っていた通り、長期的に保有できる素晴らしい会社を見つけるだけでなく、長期的な低コストの資金調達手段も必要です。😊


明日は沈没コストと機会コストについて話しましょう。